子供が生まれた後、車にチャイルドシートを乗せるかどうかで迷っていませんか?これは現在法令で義務とされており、対象になる子供を車に乗せるときは、必ず専用のチャイルドシートを使う必要があります。
ではその対象となる子どもの条件や、違反時の罰則などについて詳しくご紹介しましょう。
6歳未満の子供を乗せるときはチャイルドシートが絶対必要!
チャイルドシートの利用義務は子供の年齢で決まっています。必ず必要なのは6歳未満の子供、つまり5歳以下の子供を乗せるときは、必ず車にチャイルドシートをつけないといけません。
この内容は法令で決まっている義務となります。決してマナー上の問題ではありません。もし守れなかった場合は法令違反となりますから、小さな子供を車に乗せるときは、まずチャイルドシートを用意してから乗せるようにしてくださいね。
6歳未満の子供をチャイルドシートなしで乗せたときの罰則とは
対象になる子供をチャイルドシートなしで乗せた場合、正式には法令違反となるなら、その罰則が気になりますよね。車に乗っているときにやってしまった法令違反、たとえば駐車禁止などでは罰金が科せられますが、チャイルドシートの違反ではどうでしょうか?
このときは罰金は特に発生しないのですが、同乗している運転者などには違反による減点があります。具体的には1点だけの減点ですから非常に軽い罰則ではあるものの、違反は違反です。
これまでずっとゴールド免許だった方でも、この違反で減点を受けた場合は次回の更新よりゴールド免許ではなくなります。もしあと1点で免許停止となるくらいに減点を受けた後でこれが発覚し、最後の1点を減点された場合、免許停止となります。
チャイルドシートの未使用による罰則は基本的に軽いですが、その他の法令違反と同じく減点が行われることは注意してください。
6歳以上の子供でもチャイルドシートの利用はオススメ!?
ご紹介してきたように6歳未満の子供にはチャイルドシートが必須となるのですが、場合によっては6歳以上の子供にもこのシートが推奨されることがあります。
これはチャイルドシートが法令で義務付けられた理由とも関係するのですが、車に備え付けのシートベルトは、体が小さい人を完全に固定できないことがあるのです。
基準となるのは身長140cmで、これより体が小さい場合、シートベルトをしていても事故の衝撃で投げ出されることがあります。
子供が6歳以上になれば、無理にチャイルドシートを使わなくても法令違反にはなりませんが、体がまだ小さいうちはこれら補助シートを使って安全対策をするのがオススメです。
まとめ
チャイルドシートの使用義務や必要性についてご紹介してきました。子供が6歳未満のうちは使用が義務ですから、基本的に使うようにしてください。6歳になった後は任意ですが、交通安全に注意するなら、それ以降も必要に応じて使うことをオススメします。
チャイルドシートの選び方
チャイルドシートは使用可能年齢や車種をしっかり確認して選ぶ必要があります。
チャイルドシートはいくつか種類があります。
チャイルドシートに関しては売り場に行けばさまざまな種類のものがありますが、使用する子どもの年齢や体型などで使えるものがある程度決まってきます。種類によっては新生児の時から使用できないものもあり、誤って購入した場合には後で別のものを購入し直さなければいけないこともあります。
特に1人目の子どもが生まれる時には、車を所有しているのであればチャイルドシートの使用は義務であることから購入は必須です。そのためデザインやメーカーよりも使用可能時期を真っ先に確認し、選ぶ必要があるのです。チャイルドシートそれぞれの使用可能時期は店頭の商品の値段が書いてあるところに必ずといっていいほど書かれているほか、インターネット上でもメーカーやECサイトなどのホームページで確認することができます。不安である場合は店頭で店員に確認すれば使用可能かどうかを教えてもらえます。
車種によっては取り付けられるチャイルドシートが違う
ここ最近発売された車に関してはチャイルドシートを使用するという前提で製造販売されているため、どのチャイルドシートを選んでも車に取り付けらるようにはなっています。しかしながらかなり前に発売された車に関しては、まだチャイルドシートを使用する義務がなかったということでチャイルドシートを取り付けられるような設計になっていないものもあります。例えばシートベルトの長さが短くてチャイルドシートを固定することができなかったり、あるいは後部座席に三点式シートベルトが設置されていない車が今でも使用されているため、そのような車種では使えるチャイルドシートの種類は限られてきます。
選んだチャイルドシートについて自分の所有している車に設置できるかに関してはメーカーのホームページで適合しているかどうかを調べられることもあるので、前もって調べるのが重要になってきます。
車のタイプによって使いやすいチャイルドシートを選ぶ
現在所有している車に関して、比較的全高の高いものであれば子どもをチャイルドシートに座らせやすいことからチャイルドシートの選択肢は広いです。しかしながらセダンやクーペといった全高の低い車種に関してはチャイルドシートが前あるいは後ろに固定される種類のものを使用すると、子どもを座らせるのに時間がかかったり天井等に子どもや自分の頭をぶつけてしまうなど危険な目に遭うこともあります。チャイルドシートには低い全高や車内でも子どもを座らせやすい座席自体が回転するタイプもあることから、車のタイプによって使いやすいチャイルドシートを選ぶべきです。