妊娠中のこと

妊娠初期に起こる初期流産と化学流産とは?

投稿日:2018年4月17日 更新日:

妊娠初期は流産の危険が最も高い時期

約10か月間の妊娠期間のうち、15週目までを「妊娠初期」と呼びます。この期間は流産の危険が最も高く、流産のうち9割がこの妊娠初期に起こっているといわれています。妊娠初期に起こった流産を「初期流産」と呼びます。

初期流産の原因は?

初期流産の原因はほとんどが受精卵の異常です。もともと染色体に異常があり、正常に細胞分裂が行われなかったために発生するもので、母体の異常や妊婦さんの生活が原因で発生するものではありません。流産をすると、自分の身体に異常があったのではないか、生活習慣に問題があったのではないかと自分を責めてしまう人が多いのですが、胎児の染色体異常は妊婦さんの努力で防げるものではないので、深く考えずに心身ともに安静にしましょう。

初期流産の兆候は?

初期流産には、つわりがなくなる、茶褐色や鮮血の不正出血がある、胸の張りがなくなる、腰痛や腹痛などの兆候があります。流産というと痛みを伴うもの、というようなイメージがありますが、痛みもなく出血だけが起こる場合もあります。もし突然の出血があった場合には、痛みがなくとも産院を受診しましょう。

初期流産を防ぐために

初期流産は妊婦さんとは関係のない胎児の染色体異常なので防ぐことは難しいのですが、胎盤の完成していない妊娠初期の生活はその後の流産の発生にも大きくかかわってきます。流産のリスクを少しでも減らすために、次のようなことに注意して生活しましょう。

・葉酸とビタミンEを積極的に摂取
葉酸とビタミンEは胎児の細胞の形成を助ける働きがあります。1日の摂取量1,000mgを目安に、サプリメント等で補いながら積極的に摂取しましょう。

・間接喫煙に注意
タバコが妊婦さんによくないことは誰もが知っていることですが、家庭内や職場、レストラン等での間接喫煙にも注意が必要です。

・身体を冷やさない
身体が冷えると、子宮の筋肉が収縮するため子宮内膜の血流が悪くなります。これによって、胎児に十分な酸素や栄養が届けられなくなってしまいます。

化学流産とは?

妊娠初期に起こる流産に、化学流産があります。これは、受精卵ができて着床したものの、胎嚢ができるまで着床が続かなかったことをいいます。化学流産は厳密には流産ではありません。妊娠検査薬では陽性反応が出ても、実際には妊娠が成立するまで着床が続かず、次の生理が来てしまうのです。化学流産の原因は初期流産と同じく、そのほとんどが胎児の染色体異常です。化学流産の場合には、治療や手術などは行いません。その後生理が正常に訪れれば、次回の妊娠にも影響はありません。

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