赤ちゃんの仕事は、泣く・飲む(食べる)・寝る、の3つだとよく言われます。確かに月齢が低いほど、この3つにつきると思います。言葉で聞くとたった3つの簡単なこと、でもたった3つだからこそ!赤ちゃんのとってはこの一つ一つがとても深いことだったりしますよね。今回はこの3つの中でも≪飲む≫ことについてお話してみたいと思います。

 生まれたばかりの赤ちゃんは一日の殆どを寝て過ごします。ミルクなら3時間おきに、母乳なら完全消化で消化の時間も早いので2時間おきくらいの間隔で授乳をしますが、赤ちゃんといっても、実は割と注文が多いんです。母乳に対してより、どちらかというとミルクを授乳するときの方が、より注文が多いようですが、注文に沿わないと全く飲んでくれないことも多々あり、ママを悩ませる赤ちゃんは多いんですよね。保育士をしていた経験から、その注文内容を考えてみたいと思います。

~赤ちゃんからの注文~
①乳首について
 私たち大人がごはんを食べるとき、この形のお茶碗が好き、この太さ・長さのお箸が使いやすい、という好みがあるのと一緒で、赤ちゃんも一人一人乳首に対して好みがあるようです。口に含んで吸ったとき、ママの乳首と同じ形になるものが好きだったり、ミルクの出かた(一度に出る量など)、乳首の質感(柔らかさや舌ざわり)などなど。哺乳瓶の乳首をよく見て触ってみてください。色々な種類があって目から鱗ですよ。赤ちゃんの好みを色々探ってお気に入りの乳首を見つけましょう

②授乳の時間
 赤ちゃんといえど、早くから食の太さには個人差があって、消化速度もそれなりに差があります。ミルクは母乳と違って腹持ちが良いのできっちり3時間ではお腹が空かない赤ちゃんがいたり、授乳しようとしてもなかなか飲んでくれなかったりします。一度に飲める量ももちろん違いますよね。成長と共に変化していくので、1人目育児のママさんだと特に把握しずらく悩むところかもしません。

③ミルクの温度
 保育園で働いていてびっくりしたことなんですが、温度にも好みがあるんですよ!?ぬるくなってきたら飲んでくれないんです!試しに温めてみたら飲んでくれて、少し冷めるとまた飲まなくなって・・・その子に限って飲むスピードもゆっくりで、途中で数回温めましたが、繊細な赤ちゃんだったのかもしれません。

④周りの環境
 いつも大好きなママと、安心して過ごせるおうちで授乳していたのに、ちょっと場所が変わると場所見知りしてしまったり、お客様がいらして、赤ちゃん的に落ち着いて授乳できない状況だったりということもあります。そんなときはママと2人きりになれる場所を見つけてトライしてみてください。

⑤授乳の体位
 身体が柔らかい赤ちゃんなんですが、これも個人差が大きいようです。丸く抱えて授乳しようとしても窮屈で飲まない赤ちゃんがいます。ベッドで授乳枕に寝かして足を延ばしてあげた方が飲みやすかったりする子もいるんです。一番リラックスして飲める体位を研究してみましょう。

⑥目を見るのが苦手?
 ママの顔をじっと見て飲む子が殆どなんですが、たまに目を見続けて飲むのが苦手な子がいるんです。ママだと大丈夫なのにパパやバアバだと苦手だったり。少し視線を外したりしながら授乳するのもありです。だって大人でもそうですよね。ずっと目を見つめ続けるのは恥ずかしいじゃないですか。

⑦怒ってる?
 ちょっと出かけていて、お腹が空いて泣いているのに授乳の時間が遅れてしまい、泣き続けて飲んでくれないことがあります。赤ちゃんだって怒ってヘソを曲げてしまうことがあるんですよ。赤ちゃんのくせに、可愛いですよね。謝りながらご機嫌をとって、めげずに授乳してください。

 このように、挙げればキリがないほど、授乳について注文が多い赤ちゃんですが、赤ちゃんも私たち大人と一緒なんです。子育てはすでに一対一の人間関係なんですよね。言葉を話せない赤ちゃんだからこそ赤ちゃんの好みやタイミング、パターンを把握することは難しいかもしれませんが、いろいろ赤ちゃんの注文を研究して上手に授乳していきましょう。
 一人目育児ではどうしても経験が少なく、難しいことも多いかもしれませんが、二人目、三人目となるとママも授乳のプロです。考えなくても「こうして欲しいのね」と分かるようになります。授乳のプロを目指して頑張りましょう!

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