妊娠中のこと

会陰切開とは?切開しないための会陰マッサージ方法

投稿日:2018年4月17日 更新日:

会陰切開とは、赤ちゃんが出てくる際に陰部が伸びきらなかったり、強い陣痛をうまく逃がせず、陰部に力が入りすぎることによる裂傷を防ぐ為、または裂傷がすでに起こっていて、これ以上の裂傷がひどくならない為に、はさみなどで陰部に切れ目を入れることを意味します。会陰裂傷を放っておくと、肛門や直腸まで裂けてしまい、傷の治りがとても遅くなります。

切開の種類は3種類ある

この切開する方向によって、「正中切開」「正中側切開」「側切開」の3種類があります。これはすでに裂けている傷口にそって切ったり、会陰部分の形状などによって医師が判断して行います。

切開すると言っても痛みを感じている人はほとんどいない

会陰を切開する時には、麻酔もしませんから、「痛いのでは?」と恐れる妊婦さんがとても多いです。しかし、実はほとんどの妊婦さんが切開による痛みはまったく覚えていないのです。口コミや出産の先輩ママの回答などを見ても、誰も「切開が痛かった」とは書いていないでしょう。むしろ、会陰切開されたことに気づいていない妊婦さんもいて、後から母子手帳を見て気づく人もいるくらいなのです。通常の状態で会陰をハサミで切られたら、もちろん激痛が伴います。しかし、出産時はそれにも勝る陣痛に苦しんでおり、陣痛の痛みをうまく逃せずに会陰部分に裂傷が入るくらいの痛みを抱えています。その状況では、どこがどう痛むということには注目できないくらいの痛みになっているので、実際には切開をする痛みや、会陰裂傷が起こっていしまった痛みを、その場で感じている妊婦さんはほとんどいません。

切開することでその後の回復が異なる

しかし、会陰切開をするかしないかで、その後の回復や、出産後の痛みが変わってきます
傷口が裂傷によって裂けてしまっている状態では、医師が傷口を綺麗に縫い合わせることができにくく、傷が残ったり、なかなか元通りに回復するまでに時間がかかったり、傷口からばい菌も入りやすくなります。一方で、会陰切開を行っている場合には、ハサミで切っているので傷口がまっすぐですから、縫い合わせやすく、傷口が合致しやすいのでその後くっつくのにも時間がかかりません。会陰切開自体の痛みよりも、切開しないことで傷口が腫れたり、膿んでしまったりするほうが、痛みが長引いて辛いママもいます。さらに、産後は赤ちゃんのリズムに合わせて夜も起きないといけないので、寝不足になり、なかなか体調が回復しないママもいます。このような場合に、陰部が腫れたり痛みがあると、体調の回復を妨げてしまいます。産後の体の回復の為にも、陰部を切開しておく処置が取られるのですね。

会陰マッサージとは、出産時に会陰切開や会陰裂傷をしないように出産する為に、あらかじめ会陰部分をオイルでマッサージしておき、柔らかくてよく伸びる会陰を作るマッサージ方法です。これをしておくことで、出産時のいきみや、陣痛の痛みをうまく逃がすことができず、子宮口が開き切っていないのに赤ちゃんが出てこようとして、裂傷が起こることを防ぐ目的があります。場合によっては、裂傷がひどくならない為に、ハサミでちょきんと切ることもある会陰部分ですが、なるべく柔らかくしておくことで、柔軟性があり、出産時にあまり傷つかずに済むのです。

絶対に会陰裂傷を防げるわけではない

会陰マッサージによる効果は妊婦さんの体質などによってまちまちです。マッサージをすれば確実に会陰裂傷などを防げるわけではなく、マッサージをしていても、やはり傷ついてしまうママもいます。赤ちゃんの頭や肩が大きすぎたり、急な出産、初産で陣痛の逃がし方がわからないなどで、会陰裂傷してしまうことは珍しいことではないのです。マッサージをすれば確実に会陰裂傷しないわけではありません。赤ちゃんの頭が大きすぎたり、急な出産など、様々な要因で会陰裂傷する可能性はあります。しかし、会陰マッサージをして柔らかく伸びる会陰をつくっておけばその後の陰部の回復も早く、傷も最小限に抑えられる傾向があるということなので、やっておいて損をすることはないでしょう。

いつからマッサージを始めると良いの?

マッサージをいつ始めるかについては、様々な意見があり、早い場合には妊娠15週あたりから始める人もいます。多くの場合はおよそ20週あたりから始める妊婦さんが多く、安定期に入っていて活発になっている妊婦さんも多いので、そのあたりから始める人が多いようですね。特にいつ始めるということもないので、思い立ったくらいで体調が安定している時を選んで行うと良いでしょう。ただし、臨月においては体調が悪いのに無理して行うと、早産の原因にもなるので、注意が必要です。ちなみに、会陰マッサージにはオイルを使用しますが、日本では専用オイルは販売されていません。100%純正の植物油を使用している妊婦さんが多いようですね。自分の肌に合いやすい油を選ぶと良いでしょう。方法として、会陰マッサージで陰部を触るのに抵抗がある人は、片方のお尻を引っ張り上げるだけでも、陰部が伸びて柔らかくなるので、簡易のマッサージになるような方法もあります。自分がリラックスして座れる場所であれば基本的にはどこでやってもかまいませんが、トイレなどであればオイルが垂れる心配がなく、人目にも付きません。

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