おしるしと内診グリグリ(卵膜剥離)の出血の違いは?

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おしるしと内診グリグリによる出血は異なりますが、勘違いされることも多いです。内診による刺激によって卵膜剥離を行った為の出血と、自然に卵膜が壁からはがれて出る出血(おしるし)は異なります。

おしるしと内診後の出血の違いは?

そもそもおしるしは、赤ちゃんを包む卵膜と、子宮の壁との間にすき間が生まれ、そこから出血することで微量の出血があることがあるので、これが産徴と呼ばれます。つまり、これがあると卵膜と子宮壁との間にすでに隙間が生じていることを意味しますから、もうすぐ生まれる予兆ではあるわけですね。しかし、これが起こっても、赤ちゃんがまだ出てくる体制にない場合は、1週間くらい経ってもなかなか出てこない場合があります。一方で、内診によって、医師がどこかの血管を傷つけてしまい、内診出血するものも、微量の出血が見られますが、これはおりものと混じっていないことが多く、単なる傷による出血ですから、出産の予兆ではありません。

ただし、内診グリグリなどと呼ばれる卵膜剥離の場合は、人工的に陣痛を促す一種の手法なので、その後陣痛が強まったりする可能性があります。この場合の出血は、おしるしではありませんが、これによりその後の出産までの速度が早まる可能性はあります。内診グリグリとは、単純に雑な内診を行うということではありません。医師が人為的に子宮の卵膜をはがすと、この刺激によって子宮口が開いたり、陣痛が始まる場合があるので、それを期待して行われます。多くの場合が、すでに出産予定日を過ぎてしばらくたっている時の内診で行われます。これを行うと、その際に卵膜剥離が起こっているので、おしるしのような出血があります。ただし、人為的にはがしているので、出血の量が多く感じたり、その後の強い陣痛が急に始まることもありますので、その後の動向には注意しておく必要があります。

血が出ても胎児に影響はないの?

どちらの場合も、卵膜が子宮壁からはがれることで起こる出血ですので、胎児に問題はありません。また、内診グリグリのような刺激を行っても、陣痛が始まらず、子宮口も開かない場合があります。このような場合は、別の手法で刺激をし、陣痛を促進していく必要があります。赤ちゃんが子宮内で大きくなりすぎると、出産が大変になるだけでなく、上手く骨盤の間を抜け出ていかなければ、赤ちゃんの頭などが出られず、出産中に息を引き取る赤ちゃんもいるのです。順調な出産の為には、強い陣痛が起こることも必須ですから、まずは内診グリグリによって刺激を行うことで、その陣痛を促進していき、子宮口をしっかり開かせることが重要なのですね。



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